新しくカメラを買いたいと思いつつ、
フルサイズとAPS-Cってよく聞くけどどこが違うの?
カメラが欲しいけど正直どっちがいいの?
このように、フルサイズとAPS-C機の違いがよく分からず、購入をストップしている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、カメラのフルサイズとAPS-Cの違いについてや、フルサイズ機のメリット・デメリットを解説していきます。
Canonのおすすめ機種についても解説しているので、参考にしてみてください。
- フルサイズについて
- APS-Cについて
- フルサイズのメリット・デメリット
- 仕事用で購入するなら?
- Canonのオススメ機種
フルサイズとは?
フルサイズ(Full Frame)とは、35mmフィルムサイズに相当するイメージセンサーを搭載したカメラのことを指します。
カメラのイメージセンサーは一般的に下記の4種類になります。
- ラージフォーマット(約43.8mm×32.9mm)
- フルサイズ(約36.0mm×24.0mm)
- APS-C(約23.6mm×15.8mm)
- マイクロフォーサーズ(約17.3mm×13.0mm)
後述しますが、このイメージセンサーの大きさによって画質や撮影できる範囲が変わります。
APS-Cとは?
APS-Cは、Advanced Photo System type-Cの略で、イメージセンサーのサイズを指します。
APS-Cセンサーはフルサイズよりも小さく、フルサイズの40%程度の大きさです。
またフルサイズよりもコンパクトな機種が多く、持ち運びに適しています。
フルサイズとAPS-Cの違い
フルサイズとAPS-Cの主な違いは下記の通りです。
フルサイズ | APS-C | |
---|---|---|
画質 | ||
撮影範囲 (24mmの場合) | 24mm | 約38mm (フルサイズの約1.6倍) |
ボケやすさ | ||
ボディの大きさ |
フルサイズとAPS-Cの主な違いは、イメージセンサーのサイズです。
それにより画質や撮影範囲、ボケやすさなどに影響してきます。
また、撮影範囲についてはAPS-Cはフルサイズよりもやや望遠寄りです。
これは、イメージセンサーの大きさに影響を受けており、24mmの焦点距離で撮影したとしてもAPS-Cでは約1.6倍の38mm相当の焦点距離になります。
この撮影範囲の違いは何を撮るかによってメリットにもデメリットにもなるので注意しましょう。
また、APS-Cは小型で軽量なため、携帯性が向上していますが、その分画質やボケがやや劣る傾向があります。
本格的にカメラを楽しみたいのであればフルサイズをおすすめしたいです。
カメラのフルサイズのメリット
ここからはフルサイズカメラのメリットをひとつずつ解説していきます。
暗所に強い
フルサイズセンサーは大きな光を取り込むことができるため、低照度環境においてもノイズが少なく高品質な写真を撮影できます。
とくに夜景や屋内での撮影時には、優れた性能を発揮してくれます。
画質が良い
大きなセンサーが提供する広いダイナミックレンジと細かい描写力により、フルサイズカメラは優れた画質を実現します。
特に、高解像度の写真や大きなプリント物を作成する際にその差が顕著です。
ダイナミックレンジとは?
写真で捉えられる明暗の範囲(幅)を示します。広いダイナミックレンジは、暗いところと明るいところの差が識別でき、逆に狭いダイナミックレンジだと、一部の部分が白飛びしたりと適切に表現されません。
イメージセンサーが大きいほど、広いイメージセンサーだと光を受容できる量が大きくなることから、ダイナミックレンジの効いた写真を撮影できます。
ボケ具合が大きくなる
フルサイズのセンサーサイズが大きいため、被写体との距離感や絞り値により美しいボケが得られます。
被写界深度が浅く、被写体を際立たせる効果がありますよ。
個人的に綺麗なボケ感が生まれるのでやっぱりフルサイズが良いなぁと思っています。
カメラのフルサイズのデメリット
フルサイズはメリットもたくさんありますが、もちろんデメリットも存在します。
ここからは、フルサイズのデメリットについて解説していきます。
価格が高い
大きなイメージセンサーを搭載するため、フルサイズカメラは一般的に高価です。
ボディだけでなく、対応するレンズも高価であることが多いです。
そのため、レンズは中古で購入するのも手です。
また、Canonの場合はRFレンズの価格が高いため、EFレンズをEFマウントアダプターへ装着して使用もできますよ。
EF24-70mmF2.8LをEFマウントアダプターに装着して使用しています。
そこまで不自由に感じていません。
大きくて重い
フルサイズカメラは大きなセンサーを搭載しているため、その分ボディも大きくなり、重量も重い傾向があります。そのため、携帯性が求められる場面では不利となります。特に一眼レフカメラのフルサイズ機はなかなかの重量です。
軽さやコンパクトさで言えば、SONYやFUJIFILMがコンパクトな印象があります。
もし、コンパクトなフルサイズのカメラを探しているのであれば、SONYやFUJIFILMのメーカーがオススメです。
Canonは少しデカいなぁと思ってます。
とはいえ、Canonの描写力が気に入ってるので買い替え予定なしです。
趣味程度ならAPS-C・仕事にしたいならフルサイズ
カメラの選択は用途によります。
趣味や日常のスナップ撮影にはAPS-Cで十分な性能があり、軽量かつコンパクトなので便利です。
一方で、プロの撮影や高い画質が求められる場合は、フルサイズが適しています。
プロの現場では皆さん、ほぼフルサイズのカメラを使っています。そもそもAPS-Cだと選考にも通らない可能性があります。
しかし、スタジオ内の物撮り撮影ではAPS-C機である7DMarkⅡで撮影していました。
物撮りをAPS-Cで撮影するのにはいくつかメリットもあります。
- 焦点距離が約1.6倍になるため、小物類が撮りやすい
- 焦点距離が約1.6倍になるため、スタジオが狭い場合に使いやすい
- ネットショップに掲載時に画質を落とすため
ECサイトでは画像の容量制限があるため、画質を落とす必要があるんです。結果的にフルサイズほどの描写力は必要なかったりします。
Canonでおすすめのフルサイズ機
Canonのミラーレス・フルサイズ機としては、EOS R6・R6markⅡがおすすめです。
上記機種は、高い画質と快適な操作性を提供されており、暗所でのノイズも出づらくCanonのミラーレス機でも比較的手を出しやすい価格ではあります。
カメラを趣味にしたい方だけでなく、カメラでもいつか副業してみたいなと思った際にも問題なく使えます。
CanonでおすすめのAPS-C機
CanonのAPS-C機としては、R7がおすすめです。高速で精度の高いAF性能と高速連続撮影性能が大きな魅力です。
一眼レフカメラを購入しても良いですが、Canonはミラーレス機に今後力を入れていく方向性のため、カメラを初めて購入するのであればミラーレスがおすすめです。
まとめ:フルサイズカメラのメリット・デメリットを活かして楽しもう
- フルサイズとAPS-Cはイメージセンサーの違い
- APS-Cの焦点距離は×1.6倍する
- 暗所に強く、画質の良さを求めるならフルサイズ
- 旅行や子どもの記念撮影など趣味程度であればAPS-CでもOK
- 物撮りはAPS-Cの方が使いやすい
- 副業撮影も検討しているならフルサイズ
- 予算があればフルサイズがオススメ
フルサイズカメラは高い画質や美しいボケを追求する上でオススメしたいカメラではありますが、その分価格や重さも考慮する必要があります。
撮影用途や予算に合わせて選ぶことで、より満足度の高い写真撮影が可能です。
趣味として楽しむ場合はAPS-Cも魅力的な選択肢となりますよ。
また、購入に悩まれているのであれば、GOOPASSなどのカメラレンタルサービスを利用して何日か使ってみるのもオススメです。
高い買い物になるのでじっくり検討してカメラを購入してください。
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レンズを買ったらケアグッズや保険を利用しよう
レンズを買ったら定期的な手入れをするだけでなく、保険加入もおすすめです。
ホコリやチリを取るブロアーや、レンズクリーナーは持っておくと良いでしょう。
特にレンズクリーナーはレンズやボディの清掃だけでなく、スマホやパソコンのディスプレイ拭きにも活躍するスグレモノなので持っておくと重宝します。
格安で入れる携行品損害保険
カメラやレンズなどの高価な機材は、携行品損害保険への加入も検討しましょう。この保険は、特定の持ち物に対する補償を提供し、万が一のトラブルに備えられます。
筆者は楽天の持ち物安心サポートに加入しています。今のところ、落下による破損をしていないので保険を適用してもらったことがありませんが、カメラ破損時のお守りとして加入しています。
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